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洗う・清掃する・衛生を保つ
食品を扱う店の清掃は、汚れを落として終わりではありません。落とした汚れをどこにも移さないこと、洗ったあと確実に乾かすこと、そして清掃道具そのものを清潔に保つこと。この3つが揃って、はじめて衛生管理になります。
このページでは、売場・バックヤード・調理場・床・器具を清潔に保つための備品を、用途別にまとめています。
探しているのは、どんな道具ですか?
床清掃の基本
モップ
売場やバックヤードの床を水拭き・洗浄するための、清掃の基本装備です。糸モップ、マイクロファイバー、使い捨てシート式があり、床材と汚れの質で使い分けます。
床清掃水拭き売場
現場メモ:営業中の売場を水拭きすると、乾くまでの数分がそのまま転倒リスクになります。水拭きは開店前と閉店後に回し、営業中は「濡らさない清掃」に切り替えるのが基本です。
見るポイント:モップ幅、柄の長さ、吸水性、ヘッド交換のしやすさ、洗浄後の乾きやすさ。
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モップ作業を効率化
モップ絞り器
モップが含んだ水や洗剤を、手を触れずに絞るための道具です。バケツ一体型と、既存のバケツに載せる単体型があります。
床清掃水切り作業効率
現場メモ:手で絞る運用が残っている店ほど、洗剤による手荒れと、モップに絡んだ異物での切創が起きます。絞り器は楽をするための道具ではなく、素手を洗剤と汚水から切り離すための道具です。
見るポイント:絞り機構(レバー式・ローラー式)、バケツ容量、キャスターの動き、本体の洗いやすさ、倒れにくさ。
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強い汚れをこすり落とす
デッキブラシ
水場やバックヤードの床にこびりついた泥、油、食品残渣をこすり落とすためのブラシです。
床洗浄水場強い汚れ
現場メモ:鮮魚と惣菜のバックヤードは、水と油が同時に存在する、店内でいちばん滑る床です。毛が寝たブラシは表面を撫でるだけで油膜が残り、洗ったつもりの床がいちばん危険になります。
見るポイント:毛の硬さ、ブラシ幅、柄の長さと材質、毛の抜けにくさ、吊り下げ保管できるか。
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ゴミ・ほこりを集める
ほうき・ちりとり
床のゴミ、段ボールくず、ほこりを掃き集める清掃用品です。売場向けの自在ほうきと、バックヤード向けの腰の強いほうきでは性格が違います。
床清掃ゴミ回収売場
現場メモ:売場で出るゴミの大半は、段ボールくず、PPバンドの切れ端、剥がれた値札です。細かい粉じんではなく「軽くて床に張り付くゴミ」を集める前提で選ぶと外しません。
見るポイント:毛の硬さと材質、掃き幅、柄の長さ、ちりとりの口の当たり、立てかけ・吊り下げ収納のしやすさ。
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水・洗剤を運ぶ
バケツ
水、洗剤、消毒液を入れて運び、清掃・洗浄作業に使う基本の容器です。
清掃洗浄水運び
現場メモ:目盛り付きを選ぶと希釈がぶれません。「キャップ何杯」の運用は担当者が変わった瞬間に濃度が変わり、効かないか、材質を傷めるかのどちらかに転びます。
見るポイント:容量、目盛りの有無、注ぎ口、持ち手の強度、重ねて保管できるか、用途別に色分けできるか。
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床の水を除去
スクイージー
洗浄後の床に残った水を集め、排水口へ送るための道具です。床の乾燥時間を短くする役割も担います。
水切り床清掃転倒防止
現場メモ:床清掃の事故防止は、洗う工程ではなく水を切る工程で決まります。ゴムが欠けたスクイージーは水の筋を残し、その筋がそのまま滑る場所になります。
見るポイント:ゴム幅、ゴムの弾力と交換可否、床への密着、柄の長さ、ヘッドの角度。
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拭き取り清掃
ダスター・クロス
作業台、棚、什器、売場を拭いて清潔に保つ布類です。洗って繰り返し使う再利用型と、使い捨て型があります。
拭き掃除作業台売場
現場メモ:ふきんは汚れを取る道具であると同時に、汚れを運ぶ道具でもあります。生肉・生魚に触れた面を作業台に戻さないために、用途ごとの色分けがもっとも確実な対策になります。
見るポイント:吸水性、毛羽の出にくさ、色分け展開の有無、洗濯・煮沸への耐性、使い捨てか再利用か。
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汚れを落とす
洗剤・洗浄用品
油、食品残渣、水垢などを落とす洗剤類です。汚れの性質と、洗う対象の材質の両方で使い分けます。
油汚れ食品汚れ洗浄
現場メモ:油やタンパク汚れにはアルカリ性、水垢や魚のぬめりには酸性。汚れの反対側を当てるのが基本です。塩素系と酸性タイプは併用しません。同じ床で時間差に使う場合も、あいだに必ずすすぎを挟みます。
見るポイント:用途(油・タンパク・水垢・除菌)、液性、希釈倍率、使用できる材質、すすぎの要否、保管場所を分けられるか。
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衛生状態を保つ
消毒用品
手指、作業台、器具を衛生的に保つためのアルコールや塩素系の消毒剤です。
衛生管理手指器具
現場メモ:アルコールは汚れの上からかけても効きません。洗う、汚れを落とす、水気を拭く、そのあとに消毒です。濡れた手にそのまま噴霧すると濃度が下がります。アルコールが効きにくい病原体もあるため、塩素系との使い分けも必要です。
見るポイント:使用対象(手指用/器具用)、有効成分と濃度、噴霧か清拭か、乾燥時間、食品に触れる面に使えるか。
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手を保護する
手袋
調理、清掃、品出しで、手を汚れ・水・洗剤・食品から守るための手袋です。素材によって適した作業が分かれます。
調理清掃衛生
現場メモ:スライサーや回転刃を扱う作業で軍手を使ってはいけません。繊維が刃や回転部に巻き込まれ、手ごと引き込まれます。刃物対策なら防刃手袋、食品作業なら食品衛生法に適合した使い捨て手袋と、目的で分けます。
見るポイント:素材(ポリエチレン・ニトリル・ゴム)、食品用途への適合表示、厚みと耐薬品性、サイズ展開、交換頻度。
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どれを使えばいい?
清掃用品そのものが汚れていたら、清掃した意味がありません
モップ、ダスター、ブラシは汚れを取る道具ですが、使用後の洗浄と乾燥が不十分なら、汚れを別の場所へ配って回る道具に変わります。濡れたまま丸めて置かれたモップは、翌朝には菌の培地です。
売場用、調理場用、トイレ用を分けることも同じ理由です。人の記憶ではなく、色分けや置き場所という物理で分ける。取り違えは、注意力ではなく仕組みでしか防げません。
個別ページでは、汚れを落とす性能だけでなく、洗浄後の管理、保管、乾燥、交換時期まで含めた使い方を紹介していきます。